「なんかここ、他のモルディブのリゾートと雰囲気が違う気がする」
パティーナモルディブに足を踏み入れたとき、そう感じた違和感の正体は、実は建築家のこだわりにありました。この記事では、パティーナモルディブがどんな思想のもとに作られたリゾートなのか、そしてどんな人に本当に似合うのかを解説します。
誰が設計・建築したか
ブラジルの建築家マルシオ・コーガンと彼のスタジオMK27が手がけた、同スタジオ初のリゾートデザイン作品です。
コーガンはもともと映画監督としてのキャリアを持ち、その経験が建築にも活かされています。空間ひとつひとつを、まるで映画のシーンのように緻密に演出するのが彼のスタイルです。
スタジオMK27は5年をかけてパティーナモルディブのデザインを開発し、2021年5月にオープンしました。
設計を手がけたStudio MK27の公式インスタグラムはこちら
どんなコンセプトで作られたか
キーワードは 「バイオフィリックデザイン」 と 「孤独の中の共存」 です。
と言われても、ちょっと難しいですよね。すごく平たくいうと、彼がこのリゾートを設計するにあたって、一番大切にしたのは「自然の中に、人間らしくいられる場所を作ること」です。モルディブという非日常の絶景の中で、ただ豪華なだけでなく、自然と対話しながら、自分自身に戻れる時間を過ごしてほしい。そんな願いが設計の根本にあります。
だから建物はどこも木々より高くなく、海や空が主役。プライベートな静けさと、人と交わる賑わいが島の中に自然に共存しています。「一人でいたい気分」も「誰かと話したい気分」も、どちらも叶えられる場所として設計されているんです。
「孤独の中で共にいる」というコンセプトが全体に貫かれており、静けさと賑わい、自然とデザイン、テクノロジーと素朴さ、自己耽溺と内省という対比が随所に表現されています。


自然が主役、建築は脇役
モルディブには、有名建築家が手がけたリゾートが数多くあります。中には、建築そのものが強烈な個性を放ち、「デザインを見に来た」と感じさせるような場所も。
でもパティーナモルディブは、少し違います。
建築が主役ではなく、自然が主役。マルシオ・コーガンが追い求めたのは、「ここに来た人が、自然とリゾートと、そして自分自身と一体になれる空間」でした。気づけば海を眺めながらぼーっとしている。気づけばお部屋の中にいるのに、外にいるような気分になっている。パティーナはそんな、主張しない美しさが魅力のリゾートです。


こんな人に似合うリゾート
✅ デザインや建築に興味がある方 世界的建築家の作品を「体験する」という、他のリゾートにはない楽しみ方ができます。
✅ 「映える」だけでなく「本質的な美しさ」を求める方 自然素材を最大限に活かしながら、インドアとアウトドアの境界を曖昧にする設計思想が随所に感じられます。
✅ 一人でも、カップルでも、人と繋がりたい方 プライベートヴィラでの孤独な時間と、ファリマリーナビレッジでの社交的な時間を自由に行き来できる設計です。
✅ サステナビリティを大切にしている方 再生可能な素材の使用、シングルユースプラスチックの排除、ゼロウェイスト方針など、環境への配慮が設計の根幹に組み込まれています。


こんな人には向かないかも
⚠️ とにかく「ザ・南国リゾート!」を求める方 ナチュラル系のモルディブらしい内装を期待している場合、パティーナのモダンでクールなデザインは少し異なる印象かもしれません。
⚠️ 賑やかさよりも静寂だけを求める方 ファリマリーナビレッジという共有エリアがあり、他のリゾートと比べると社交的な雰囲気が強めです。


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